第200章 祝福されない愛

鈴木晶は青木奈々もここにいるのを見て、思わず安堵のため息を漏らした。

どうやら、この娘に関することらしい。

彼女のことなら、そこまで心配する必要はないだろう。

「おじい様、唯と一緒に戻りました。どうなさったんですか? 眉間にそんなに皺を寄せて。もしかして、青木奈々に怒らされたんですか? でしたら僕に言ってください、この子のこと、僕がしっかりお説教しますから。おじい様が叩けないなら、僕が代わりに叩いてやりますよ」

祖父のそばに歩み寄り、にこにこと機嫌を取る。

祖父はフンと鼻を鳴らし、自分の腕に絡みつく彼の手を振り払った。

「口先だけのことを言うな。あの子が今ああなのは、お前が甘やか...

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