第220章 故人の娘だと思った

鈴木晶は山口大翔に電話をかけ、服を二着届けるよう指示した。

田中唯が着替えを済ませ、簡単な朝食を摂っていると、山崎玲央がやって来た。

「本当に本田監督との約束を取り付けたのか?」

山崎玲央はまだ信じられない様子で、改めて田中唯に確認する。

田中唯は頷いた。「十一点に、時計台で会う約束です」

「俺の知る限り、本田監督はそう簡単には会ってくれないぞ。どれだけの大物や有力者が声をかけても断られてるんだ。彼女はどうやって?」と、山崎玲央は鈴木晶に視線を向けて尋ねた。

鈴木晶は肩をすくめ、誇らしげな表情で言った。「うちの唯が有能だからじゃ、ダメか?」

「いいさ、もちろんいいとも。安心して...

ログインして続きを読む