第247章 私を見てなんでおどおどしてるの?

「一回だけでいいから参加させてくれない? 一度も参加しないと、付き合いが悪いって言われちゃう。それに今日、鈴木社長がわざわざ声をかけてきて、絶対に参加するようにって。もう断ったら申し訳ないよ」

田中唯はスマホを手に、階段の通路で鈴木晶に電話をかけていた。

最初、彼女が部署のパーティーに行きたいと言うと、鈴木晶は場所を知るなり、再び拒否した。

田中唯はどうしようもなく、声を潜めるしかなかった。彼に理由を説明しながら、甘えるように頼み込んでいる。

「鈴木宏がお前に絶対参加しろって? あいつ、余計なことを。なんでお前を参加させたがるんだ?」鈴木晶は腑に落ちない様子だ。

田中唯自身も理由は...

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