第334章 姉弟の喧嘩が山崎副社長に災いする

鈴木絵里香は、何と言われようと父親を鈴木晶に引き渡すことを拒み、その居場所すら教えようとはしなかった。

姉弟は、電話越しに大喧嘩を繰り広げた。

「もし親父を引き渡さないなら、今後、俺の息子は絶対に彼女を『おばさん』とは呼ばない、と伝えてくれ」

「それが何よ、別に呼ばなくたっていいわよ。あなたも彼に伝えてちょうだい、うちのトトちゃんだって彼のこと、もう『おじさん』なんて認めないからって」

鈴木絵里香は怒りのあまり、持っていたフォルダーで山崎玲央を叩き、負けじとそう言い返させた。

山崎玲央がその言葉を伝えると、鈴木晶は怒りで爆発しそうになった。

テーブルの上にあったティーカップを手に...

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