第352章 彼女たちを海外に送る

細谷心晴は私立探偵の資料を手に、方城テクノロジーグループへと向かい、まっすぐに原口春斗の前まで歩み寄ると、その資料を彼の顔に叩きつけた。

「あなたのお母さんがしてくれた好事よ。本来なら、あなたの顔を立てて見逃してあげようと思ってたのに。彼女ときたら、こっちが面倒事を起こさないでいたら、向こうから仕掛けてくるんだもの。ネットのニュース、あなたも見たでしょ! あんな低劣な手を使うなんて。一体うちの父はどれだけ目が曇ってたのかしら、彼女の手に落ちるなんて」

「この件は、必ず君に落とし前をつける」

原口春斗は資料に目を落とし、その瞳を沈ませながら、低い声で彼女に約束した。

細谷心晴は両手を彼...

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