第354章 京清市へ行く決意を固める

山崎玲央は鈴木晶をベッドに寝かせると、もう一人を下がらせ、腰に手を当てて息を切らしながら説明した。「両親の件でやけ酒を煽って、うっかり飲みすぎたんだ。でも心配するな、いい酒ばかりだから体に害はない。彼の世話をする人間は手配したか?絶対に誰かに頼めよ、君じゃ無理だ。その細い体で彼を動かせるわけがないし、万が一怪我でもしたら大変だからな」

「もう手配してあります。あの……彼は皆さんに何か言っていましたか?これからどうするつもりなのか……」田中唯がおそるおそる尋ねる。

山崎玲央は首を横に振った。「中野直也が、おばさんに会ってはっきりさせてはどうかと訊いたんだが、彼は答えなかった。だから今のとこ...

ログインして続きを読む