第362章 一生独身のつもり

本田紗奈は田中唯にメニューを渡して言った。「唯ちゃん、あなたが注文して。食べたいものを何でも頼んでいいのよ、好きなものをね。私のおごりだから」

「私は大丈夫です。妊娠中に食べられないもの以外なら、何でも食べられますから、好き嫌いはありません。紗奈さんがおごってくださるなら、紗奈さんが注文してください」田中唯は丁寧に断った。

本田紗奈は焦ったように言った。「だから頼んでよ! あなたが特に何が好きか知らないんだもの、もしあなたの好物を頼みそこねたらどうするの?」

「俺が頼む。これ以上待ってたら本当に腹が減る」小池朝陽はメニューを受け取ると注文を始めた。

三人しかいないのに、彼は料理八品と...

ログインして続きを読む