第364章 誰を利用して彼女に会えるか

鈴木晶はスマホを取り出し、着信表示を見て、一瞬ためらってから通話ボタンを押した。

「確定だ。彼女はあんたの異父妹だよ」と中野直也が言った。

鈴木晶は目を閉じた。やはり、というべきか!

「鑑定書はいつ送られてくる? 原本が欲しい」

「もう発送した。明日には手元に届くはずだ。電子版もあるから、そっちもメールで送っておいた」

「わかった。このことは、ひとまず姉さんには黙っていてくれ」鈴木晶は念を押した。

「わかってるって。絶対に口は割らない。誰にも言わないさ」中野直也は保証した。

鈴木晶はその保証を疑っていた。このおしゃべりが、本当に口を堅くしていられるだろうか?

「確定したの?」...

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