第367章 さらに大胆な推測

 鈴木晶がホテルに戻ると、田中唯はリモートワークの最中だった。

 鈴木晶が帰ってきたのを見て、彼女はすぐさまパソコンを閉じた。リモートで仕事をしていることを彼に気づかれたくなかったからだ。

「どうしたんですか?」

 彼の険しい顔つきを見て、田中唯は不思議そうに眉をひそめ、すぐさま後ろに控える山口大翔に尋ねた。

 山口大翔は気まずそうな表情を浮かべた。社長の前では何も言えない。しかし、田中唯に問われて、何も言わないわけにもいかず、絞り出すように一言だけ告げた。「社長にお聞きになったほうが……」

「山口大翔、おまえは一旦外せ」鈴木晶が命じる。

 山口大翔は頷くと、ほっと息をついて急い...

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