第384章 人を探して彼ら二人を追跡する

小池七緒が待ち合わせ場所に選んだのは、とある喫茶店の個室だった。鈴木晶が中へ入ると、二人は長いこと出てこなかった。

鈴木晶を尾行していた本田紗奈は、外で待ちながら焦りを募らせていた。しかし、中へ入るわけにもいかず、仕方なく通りかかった一人のウェイトレスを呼び止めた。

「ちょっとお願いがあるの」

バッグから数枚の紙幣を取り出し、ウェイトレスの手にねじ込む。

ウェイトレスはその行動に度肝を抜かれた。相手が女性でなければ、悲鳴を上げていたかもしれない。

「お客様、何をなさるんですか?ご用でしたら何なりとお申し付けください。お金など結構ですから」

「これはチップじゃない。あなたに個人的に...

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