第392章 彼を息子にしたいと思っている

 鈴木晶は小池朝陽を病院へ送り届けた後、その足で大久保美雪を見舞った。

 思いがけず、大久保美雪の友人だという女性も病室にいた。

 鈴木晶の姿を認めると、大久保美雪は慌てて紹介する。

「社長、こちらが私の友人の、吉岡里奈です」

 吉岡里奈はすぐさま鈴木晶に挨拶した。

「鈴木さん、はじめまして」

 鈴木晶は吉岡里奈に視線を向けた。三十歳前後といったところか。顔立ちは平凡で、醜くはないが美しくもない。背が高く、見るからにエネルギッシュで、ボディーガード向きの体つきをしている。

 人相は悪くないが、実力は未知数だ。

「大久保美雪から話は聞いているだろう。うちで働きたいなら、それなり...

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