第203章 離婚確定

その夜、藤咲花音は桐島翔太にメッセージを送り、明日の約束には決して遅れないようにと念を押した。

だが、翔太からの返信はない。花音は不安に駆られ、結局その夜はまんじりともせずに朝を迎えてしまった。

翌朝、やつれた花音の姿を見たお祖母様は、彼女がまだ翔太に未練を残しているのだと勘違いしたようだ。

「カノン、お祖母さんと約束しておくれ。翔太が何を言おうと、決してほだされてはいけないよ」

お祖母様は厳しい表情で言い聞かせる。

「浮気なんてものはね、一度あれば二度あるものさ。絶対に許してはいけないよ」

藤咲花音は苦笑した。

「お祖母さん、違うの。私はただ、あの人が遅刻してこないか心配なだ...

ログインして続きを読む