第317章 彼らとはあまり関わるな

ようやく本題に入った。

竹多翁も笑みを浮かべて同調する。

「もちろん私に異論はないが、若い二人がどう考えているかだな」

二人の老人は箸を止め、彼らの反応を窺った。

桐島征十郎は、屋敷に足を踏み入れる前からとうに覚悟を決めていた。

その言葉を聞いて、静かに箸を置く。

「幼い頃のことはもう覚えていません」彼は冷淡に言い放つ。「当面、政略結婚をするつもりもありません」

その一言で、桐島翁だけでなく、竹多翁の顔色もわずかに曇った。

彼は傍らの孫娘に視線を向ける。

彼ら竹多家は医学の名門であり、A市において桐島家ほどの権勢はないにせよ、常に気高く誇りを持って生きてきた。何が何でも政略...

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