第8章

すぐに結果が出た。

山下麻友のために専門に購入されたはずの高価な食材は、頻繁に消えていた。

その代わり、二人の使用人の食事は随分と豪華で、肉や魚が絶えなかったようだ。

大奥様は怒りで全身を震わせた。

「腹黒い性根の者たちめ。山口家の金を使って、私の孫嫁をこんな風に冷遇していたのかい。失せな! 今すぐ山口家から出てお行き!」

彼女は重くため息をついた。

「洸人……お前はあの子が毎日何を食べているのか、使用人にどう扱われているのかも知らなかったのか……お前たち夫婦は、一体どうなっているんだい!」

「こいつ自身が無能だから、使用人の管理できないんだろう。俺の知ったことか」

山口洸人...

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