第33章

朝日知也の言葉に、周防律はわずかに首をかしげた。

そのアルゴリズムは、彼が会社を取り仕切るようになった頃から開発部がずっと使い続け、特許まで出している。周防律の記憶では、当然「開発部が生み出したもの」のはずだった。

だからNZ3アルゴリズムは、当然、周防グループのもの――。

周防律の戸惑いを見て、朝日知也は肩をすくめるように笑い、首を横に振った。

「そりゃそうか。ロボット開発の天才を営業に回しておきながら、お前が知ってるわけないよな。NZ3ってのは……南の名前の略だ」

周防律ははじかれたように、隣に座る夏目南へ振り向いた。目を見開き、信じられないという顔。

もし以前のAI仿生ロボ...

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