第49章

「周防様。御社の「001」多機能・職業特化ロボット――いったい、どんな特長があるんですか?」

傍らにいた高市明里がたまらず口を挟んだ。耳を澄ませる、というより――さあ、何を言い出すのか聞いてやろう。そんな顔つきで。

周防律は高市明里の挑発など気にも留めない。軽く合図を出すと、護衛が透明なケースのロックを外した。周防律がリモコンをひと押しする。

閉じていたロボットの瞼がすっと上がり、瞳の奥に赤い光が一瞬だけ走って、消えた。

「皆さま。本日、周防グループがサミットにてお披露目する「001号機」。コードネームは『搜救者』。最新世代の知能プログラムを搭載し、専門機関の検査を通過しております。...

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