第71章

夏目南は、またしても開発室で意識を失った。

目を覚ましたときには、すでに病院のベッドの上。枕元には、彼女を運び込んだ督導チームの職員がいて、廊下で医師と何かを話している。

最初に浮かんだのはただ一つ――自分の状態を、誰にも口外しないでほしい。

体を起こして、医師にそれを伝えようとした。だが足を床につけた瞬間、視界がぐらりと傾く。ベッドの縁に手を伸ばして踏ん張ったものの、身体はそのまま横へ崩れ、床へ倒れ込んだ。

「――っ」

物音に気づいたのか、廊下にいた二人が慌てて扉を開けて飛び込んでくる。職員がすぐに肩を抱いて起こしながら、焦った声で呼んだ。

「夏目様、大丈夫ですか?」

夏目南...

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