第75章

開発チームの仕事は次第に軌道に乗り、整然と並ぶ数字の列を見つめながら、夏目南はふうっと長く息を吐いた。

このデータが揃っていれば、ロボットを完成させ、実験に合格した時点で――最初の任務として、完璧な成果を提出できる。

……けれど、物事はいつだって、何気ない瞬間に折れ曲がる。

その日、監督部署の人間が、彼らの開発を止めた。

「現在、特許申請中の製品があり、そのデータが当開発チームの研究内容と高度に一致しています。研究成果が外部に漏れた疑いがあるため、上からの指示により、開発チーム全員を対象に調査を行います」

先頭に立つ監察長が無表情のまま調査令状を提示する。

一同は顔を見合わせた。...

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