第148章 告白

「は……? 家って、何の話だよ」

リビングに、温度の違う声が二つ重なった。

雪乃は傍らに立つ今野優空を見ようともせず、今野爺さんへ視線を向ける。まるい瞳に、申し訳なさとためらいが滲んだ。

顔を上げる。今野爺さんの血の気が、すっと引いていくのが分かった。胸の奥の痛みを、歯を食いしばって押し込める。

「おじいちゃん……今日、部屋を見てきたの。ごめんなさい、今になって言うの。わたし……家を出るつもり」

その言葉が落ちた瞬間、横から氷みたいな声が刺さった。

「認めない」

雪乃は聞こえないふりをして、今野爺さんだけを見つめる。

「本当にごめんなさい。もう部屋は決めたの。契約も済ませて、...

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