第33章 君は合格か?

「父親として……あんた、合格だと思ってるの?」

今野優空の呼吸が荒くなり、瞳が小刻みに揺れた。

そのとき、萌花がぱっとベッドから起き上がり、今野優空の腕にしがみつく。

「パパのこと悪く言わないで!」

目尻を赤くして、萌花は声を張り上げた。

「パパはいいパパ! あんたが悪い人なんだもん!」

優空は俯き、必死に庇う娘の姿を見つめる。胸の内が、ますますぐちゃぐちゃになる。

顔を上げ、雪乃を射抜くように言った。声は硬く冷たい。

「雪乃、聞こえたか。子どもはちゃんと分かってる。誰が自分に優しいかって」

雪乃は、彼の背に隠れるように立つ萌花を見た。

この父娘は、いつだって同じ側に立つ...

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