第34章ウォーキング・アゲイン

わたしはウィンターズ先生の方を向いた。彼女はレイノルズ夫妻が慌ただしく去った後も、茫然自失といった様子でまだデスクに座っている。

「ウィンターズ先生」わたしは落ち着いた声で言った。「二日間、学校を休ませていただきたいのですが」

彼女は、立て続けに起きた出来事の後でその要求を処理しようとするかのように、素早くまばたきをした。「もちろん、もちろんよ」彼女は激しく頷きながらどもった。「必要なだけ休んでいいわ」

わたしはマックスが立ち上がるのを手伝いながら、彼が右足首に体重をかけると顔をしかめるのに気づいた。ジェイソンにかなり強く蹴られた箇所だ。わたしは彼の腰に腕を回して支え、ゆっくりとドアに向...

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