第22章 爆弾処理

そのときになって初めて、芹沢の母たちは水上伊鶴の腰に時限爆弾が巻きつけられているのを見た。しかも、すでにカウントダウンは始まっていた。

真っ赤な数字が、無情に跳ね続ける。

芹沢の母はその場に崩れ落ちそうになり、悲鳴まじりに叫んだ。

「伊鶴ちゃん!」

芹沢の父は、伊鶴の体に括りつけられた爆弾を凝視したまま言う。

「怖がるな。お父さんがここにいる。今すぐ電話する、ああいうのを解除できる人間がきっといるはずだ!」

「いいから! お父さんも、お兄ちゃんたちも、みんな先に逃げて! 早く!」

水上伊鶴は喉が裂けそうなほど叫んだ。目は充血し、声には切羽詰まった焦りがにじむ。

「信じて。兄さ...

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