第7章 爆弾を解体するだけだ

こんなところに、爆弾……?

狙いは彼女か。それとも、芹沢家の人間――。

水上伊鶴は奥歯をぎりっと噛みしめた。だが次の瞬間には、顔色をすっと平静に戻す。

化粧室を出ると、芹沢蒼真が壁にもたれて待っていた。

「顔色が悪いな。気分でも悪いのか?」

水上伊鶴は首を横に振る。今ここで、このことを話すつもりはない。

「たぶん、変なものでも食べたの」

芹沢蒼真は一歩近づき、手を伸ばして彼女の額にそっと触れた。

「覚えておけ。何があっても、俺たちはお前の味方だ」

その一言に、水上伊鶴の目の奥がかっと熱くなる。けれどすぐに感情を押し込み、低く返した。

「……うん」

そうして、その場を離れ...

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