第12話

「奈津子!!!」母は泣きながら地面に崩れ落ち、顔中を後悔の表情で覆っていた。

私はまるで部外者のように、彼らの芝居を眺めていた。

とはいえ、彼らは向井莉子に多少の失望を抱いていたものの、やはり幼い頃から可愛がってきた子供である以上、彼女をこのまま見捨てることはできなかった。

たとえ彼女が実の娘を殺害した犯人だとしても。

「お父さん!お母さん!」

向井家の面々が現れた瞬間、向井莉子は瞬きをしたかと思うと、涙がこぼれ落ちた。

彼女は涙を流しながら、「もう私に会いたくないのかと思った」と言った。

何しろ十数年も育ててきた子供だ。もともと優しい心の持ち主だった母は、彼女の泣き顔を見て、一瞬で心が和らい...

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