第8章

レノン視点

 最終的な判決を待つ間、私は自分のアルバムを仕上げていた。

『フェニックス』。全十二曲。その一曲一曲が、この五年間の欠片を物語っている。喪失。裏切り。そして、根底からの再起。ジャケットは自分でデザインした。ナッシュビルの街並みを背に、灰の中から飛び立つ不死鳥の姿だ。レコード会社も、プロデューサーも、仲介者もいない。あるのは私と、私の音楽だけ。

 私はインディーズでのリリースを選んだ。金曜の朝、インスタグラムに投稿する。「五年前、私は愛のために音楽を捨てた。今日、私は自分のために再出発する。このアルバムは、かつて自分自身を見失ったことのあるすべての人に捧げる。私たちは、何度だ...

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