第7章

 

九条司はすぐには答えなかった。

顔を横に向けた姿勢のまま、丸三秒間、沈黙を保った。そして、ゆっくりと顔をこちらへ向けた。

「私に何をしたかだと?」

声が変わっていた。かつての温もりは完全に失われ、鉄錆が擦れ合うような冷酷な響きだけが残っていた。

一切の予兆なく、鋭い刃先が私の頸動脈に押し当てられた。

全身が硬直し、呼吸が喉の奥で完全にせき止められる。

「君は、私が最も愛する人間を破滅させた」

彼は刃をさらに押し付けた。鋭利な刃先が表皮を切り裂き、一筋の温かい血の線が私の首筋を伝って曲がりくねりながら流れ落ちる。彼はその血痕をじっと見つめ、その眼差しには病的な執着が溢れ出して...

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