36、

橘陸斗は彼女の身体を乱暴にひっくり返し、背後から細い腰を鷲掴みにして、さらに獣じみた勢いで貫き立てた。

寝室じゅうに濃い血の匂いがこもる。

窓の外では、いつの間にか土砂降りになっていた。稲妻が夜を真っ二つに裂き、ベッドの上で絡み合う影を白く照らし出す。同時に、杉山夕晴の生気の抜けた顔も。

杉山夕晴は、とうとう目を閉じた。意識が、闇へ沈む。

あの日――暗黒の森で。血まみれの男を拾わなければよかったのに。

暴雨は一晩中降り続いた。

夜が明けるころ、寝室に渦巻いていた黒焔の戦狼の血の狂暴さが、ようやく薄れていく。

橘陸斗は荒い息を吐き、氷のような蒼い瞳から猩紅が引いた。理性が、遅れて...

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