第37章

佐藤美咲はコメント欄が騒いでいるのを見て、ふっと笑った。手を振り返しながら言う。

「はーい、こんにちは。みさん」

挨拶したら、相手はまた黙り込むだろう――そう思っていたのに、返事が来た。

み「こんにちは」

その一言の直後だった。画面に豪華客船が飛び、飛行機が飛び、ランボルギーニが飛ぶ。テンポが異常に速い。ほんの数分で、佐藤美咲は金色のエフェクトに包囲される。

視聴者も呆然。本人も呆然。

佐藤美咲は慌てて手を上げ、笑顔を崩さずに言った。

「みさん、ありがとうございます。でも、無理はしないでくださいね」

飛んでくるのはクルーザーや飛行機クラスばかり。どれも高額で、重たいギフトだ。相...

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