第18章 どうして自分が直系の弟子を取ったことを覚えていないんだ

桐生瞳は男を淡々と一瞥すると、磁器の小瓶を放るように返し、冷えた声で言った。

「物は返す。でも忠告しておく。今すぐ元の場所に戻して、本来の持ち主に返しなさい。心から詫びて」

男は小瓶を受け取り、鼻でせせら笑う。

「何が忠告だよ。俺がなんでお前の言うことを聞かなきゃならねぇ? こっちの手に入った時点で、俺のもんだろ」

「聞かなくてもいい」

桐生瞳の声は落ち着いていた。だが、その視線だけが妙に意味深い。

「でも、私の見立てが外れてなければ、七日以内にひどい嘔吐と下痢、下がらない高熱に見舞われる。病院で検査しても原因は出ないはず」

「それが――死者を騒がせた報い」

男の胸がひゅっと...

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