第100章 法的手段で離婚

「どうやら少しは身の程を弁えているようだな。その通りだ、俺にとってお前は、それくらい信用ならない女なんだよ」

「木村美玲、お前は金を強請らなきゃ死ぬとでもいうのか?」

「あなたが離婚に同意してくれさえすれば、私だって当然、お金を請求する権利を失います。けれど、私たちが離婚していない以上、あなたには私にお金を渡す義務があるのよ」

 山本宏樹は、何も答えずにブツリと電話を切った。

 彼が今何を考えているのかなんて、詮索する気にもなれない。どうせ、私の目的はもう達成されたのだから。

 スマホを置こうとした矢先、入金を知らせる通知が届いた。

 銀行アプリを開いて確認する。さすがと言うべき...

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