第148章 彼女に謝る

「あんたと福田翔陽の写真が出回ったら、周りが『山本夫人は』ってどう噂するか楽しみね」

 そう言って、松田未菜はさっき撮った写真を私に見せつけてきた。

「私がどう言われようと構わないわ。不倫もしてないし、愛人も囲ってないもの。むしろ、あなたと山本宏樹の醜聞のほうがよっぽど騒がれてるじゃない」

「自分たちが薄汚いことをして世間に恥を晒しておいて、今度は私に泥を塗ろうってわけ? 松田未菜、私がいつまでも黙ってやられると思ったら大間違いよ」

 私は迷わず彼女の髪を鷲掴みにした。松田未菜には、もうずっと我慢してきたのだ。

 彼女に手を出すつもりなんて毛頭なかった。度重なる挑発さえなければ、相...

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