第184章 プランが削除された

森本友紀は記憶を辿るように少し考え込んだ。

「お昼に出る前、間違いなくPCに保存したんです。その後、リンダとランチに行って……戻ってきたら、ファイルが消えていて」

「つまり、あなたが席を外している間に、誰かがプランを削除したってことね」

 森本友紀は小さく頷いた。

「はい、そうとしか考えられません」

 私は眉を顰めた。犯人の目星はすでについている。

「友紀、焦らないで。この件は私が何とかするわ」

 森本友紀が不安げな眼差しを向けてくる。

「木村姉さん、大丈夫なんですか? いっそ、山本社長に相談したほうが……」

 私は首を横に振った。

「いいえ、結構よ。これはうちの部署の問...

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