第255章 時勢を見極める

思わずぷっと吹き出して、声を上げて笑った。

森本友紀はそこでようやく気づいたように目を丸くした。

「木村姉さん、もしかして私をからかってたの?」

「はいはい、冗談はこれくらいにしておくわ。あなたが山本宏樹に怪我をさせたのは本当よ。でも怖がらなくていいわ。彼は追及しないって言ってたし、それに昨日は酔ってたんだから、わざとじゃないもの」

森本友紀の顔色はまだ少し蒼白だった。

「木村姉さん、本当にわざとじゃないの。昨日はお酒を二杯飲んだだけでベロベロになっちゃって、何が起きたのか自分でも全然分からなくて……起きたらほとんど何も覚えてなかったんだから」

「分かってる。だから心配しないでっ...

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