第264章 保証人

「問題ありません」と私は急いで答えた。「私が身元引受人になります」

警察官は小さく頷き、保釈の手続きを始めてくれた。

保釈金を支払い、私は石川萌香を連れて警察署を後にした。

警察署の外へ出た途端、院長とその甥である戸沼航の姿が視界に飛び込んできた。

二人はさも得意げな顔でそこに立ちふさがり、私たちが出てくるのを確認すると、あからさまな嘲笑を浮かべた。

石川萌香の才能とこれまでの努力がこのまま理不尽に埋もれ、あろうことか無実の罪まで着せられようとしている。到底、この怒りを腹の底に飲み込むことなどできなかった。

だが、今は彼ら相手に時間を無駄にする気にもなれない。

ここで言い争って...

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