第300章 お前を殺してやる

「こんなの、私たちの人生におけるほんの小さなエピソードにすぎないわ。これから先、もっといろんなことがあるだろうし、今よりずっとひどい状況に直面することだってあるかもしれない。でも、困難にぶつかるたびに諦めるわけにはいかないでしょう?」

ルームミラー越しに石川萌香の顔を覗き込む。

「困難から逃げ出すなんて、あなたらしくないわよ。私の知っている萌香は、いつも元気いっぱいで、みんなを照らす小さな太陽なんだから」

石川萌香は私の言葉にふっと笑みをこぼし、そっと涙を拭った。

「そうね、私はやる気満々の小さな太陽だもん。毎日元気いっぱいでいなくちゃ。絶対に戸沼航とあいつの叔父に法の裁きを受けさせ...

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