第340章 無理難題

私は深く息を吸い込み、微笑みを浮かべた。

「性別は決して、個人の能力を測る基準にはなりません。私はデザインの分野で豊富な経験と独自のビジョンを持っています。だからこそ、山本社長も安心してこのプロジェクトを私に任せてくださったのです」

「いい、もう御託はたくさんだ。山本社長に直接伝えろ。今回の提携は、社長本人が直接交渉に来い。でなければ白紙だ!」

そう言い捨てると、彼は立ち上がり、帰ろうとする素振りを見せた。

私はとっさに反応し、急いで彼を引き留める。

「お待ちください。弊社に対してご不満があることは承知しております。ですが、この提携は両社の利益に関わる重要な案件です。どうか私にチャ...

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