第342章 山本宏樹の感謝

なにしろ、山本グループと竹中グループはすでに契約を交わしているのだ。

山本グループが危機に陥れば、和田グループも無傷では済まない。

もし和田グループの仕業でないとすれば、内部の人間である可能性が極めて高い。

森本友紀が不安げな視線を私に向けてきた。

「木村先輩、これからどうすれば……」

私は少し考え込み、ゆっくりと口を開いた。

「焦らないで。降りかかる火の粉は払うまでよ。友紀、すぐに広報部へ連絡して。事の真相を釈明する声明を出させるの。誠実な態度を示すことが絶対条件よ」

「はい!」

友紀は力強く頷き、すぐさま手配に走った。

広報部の迅速な対応のおかげで、この件はネット上で大...

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