第368章 君はまだ罪を償いきっていない

「山本宏樹、私たち、これ以上話す必要はありません」

私は大きく深呼吸をした。

「どうしても離婚したくないというのなら、このまま引き延ばせばいいです。最悪、私が死ぬまで。でも、あなたの未菜は待てないでしょう。そうしたいなら、そうすればいい。ただお互いに苦しめ合うだけですけど、あなたがそれで満足なら」

言い捨てると、私はもう山本宏樹を相手にせず、背を向けて自分の部屋に入り、ドアを閉めた。

ドアの外では、山本宏樹が絶え間なくドアを叩き、私の名前を叫んでいたが、もう関わる気にはなれなかった。

ベッドの端に腰を下ろし、窓の外の空を見上げると、心の中にはただ茫漠とした虚無感が広がっていた。

...

ログインして続きを読む