第383章 罠を仕掛ける

監視モニターに映る男を、私はじっと見つめた。記憶の底をさらってみても、手がかりは何ひとつ掴めない。

スマホを取り出して画面を撮影し、そのまま福田翔陽に送った。――この男が誰なのか、調べてほしい。

それ以上、監視映像を追うのはやめた。数が多すぎて、全部を確認するなんて現実的じゃない。

ただ一つだけ確かなのは、あの男が松田未菜と繋がっているということだ。

返信を待つ間、私は病室へ戻った。

祖母は眠っていた。足音を殺してベッドのそばへ行き、布団の端をそっと整える。それからベッド脇のソファに腰を下ろした。

胸の奥に刺さった棘が抜けなくて、眠れる気がしない。

松田未菜は山本宏樹の側にいる...

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