第41章 無妄の災い

 スマホを取り出し、ネットで車を一台手配した。運転手は三キロほど離れており、到着まで二十分以上かかる見込みだ。

 森本友紀からメッセージが届いた。それを開いて返信しようとした途端、胃の底から強烈な不快感がこみ上げてくる。私は慌ててトイレに駆け込み、その壁に手をつき、ほとんど虚脱状態になるまで吐き続けた。

 アルコールと食べ物が混ざり合い、気分はさらに悪くなる。

 冷たい水で顔を洗うと、ようやく少し意識がはっきりした。

 トイレから出た途端、千鳥足で出てきた三浦剣太が、険しい顔つきでこちらを睨みつけているのが見えた。

 心臓がどきりと跳ねる。私はできるだけ彼の視線を避け、壁際に沿って...

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