第106章 超カッコいいよ

エミリは目を見開きすぎて、眼球がこぼれ落ちそうになった。

唇ががくがくと震え、頭の中は真っ白。

シェリーはスラムに住んでいて、昼食代すら払えない可哀想な子――ずっと、そう思い込んでいたのに。

ふたを開けてみれば、彼女の父親は警察ですら手を出せない悪魔だった。

そのときだった。正門の外から、黒い戦闘服に身を包んだ完全武装の連中が、どっと押し寄せてくる。

「ボス!」

ホールに残っていた教師と生徒たちが、またもや喉を押し殺したすすり泣きを漏らした。

サイラスの顔から、さっきまでの温さが一瞬で消える。

「ここをきれいにしろ。残りはマアミ警局に投げる。署長に伝えろ。今夜のことが一文字で...

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