第12章 誰の仕業だ?

シェーンはそれ以上、相手にしなかった。

踵を返すと、シェリーの手首を乱暴に掴む。声は氷みたいに冷たい。

「来い。俺の部屋」

扉が閉まった途端、シェリーが必死に貼りつけていた平静は、ふっとほどけた。

べつに、あの死んだリスが怖かったわけじゃない。ゴミ箱の中なんて、もっと気持ち悪いものをいくらでも見てきた。

でも――クローゼットいっぱいの新しい服。あれはヴェラが徹夜して、一着ずつ身体に当てながら選んでくれたものなのに。

シェリーの目が赤くなり、涙がぽたぽた落ちる。

「お兄ちゃん、わたしのワンピース……ぜんぶダメになった……。あいつ、ふわふわウサギのしっぽまで切ったの!」

シェリー...

ログインして続きを読む