第63章 すべて本当の話

清水ネネが絵筆をくわえたまま、ひょいと顔を寄せてきた。

まずはシェリーの作文ノートを覗き込み、ついでにシェーンのほうにも首を伸ばす。

清水ネネは目をまん丸にする。

「シェリー、シェーン、二人とも正気!? スミス先生、絶対に保護者呼び出すよ!」

シェリーはため息をついた。

「ネネ、わたしなりに抑えたんだよ。もし普段やってることをそのまま書いたら、スミス先生、たぶん警察呼ぶ」

清水ネネは冗談だと思ったらしく、くすくす笑った。

「シェリーのママ、めちゃくちゃカッコいいじゃん! 映画の女スパイみたい。……でも、ほんとにこれ出すの? スミス先生ってユーモア通じないタイプだよ」

横からシ...

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