第77章 何の用で来たのか?

シェリーは小さな顔をヴェラの絹のパジャマにぎゅっと押しつけたまま、くぐもった声で言った。

「ママ……わたし、すごく悪い子?」

「だって……私たち、血のつながった姉弟なのに。同じ血が流れてるのに……あのとき、頭の中が嫉妬でいっぱいだったの。きれいな服を着て、私には名前も分からないお菓子を食べてるのを見たら……その嫉妬が、蛇みたいに心を噛んできて……」

シェリーが顔を上げる。澄んだ大きな瞳は、泣き腫らして兎みたいに真っ赤だった。長いまつ毛の先に、涙がぷるりと残っている。

「……ひどいことまで考えた。階段から落ちればいいのに、とか。あの屋敷から追い出されればいいのに、とか……どうして、実の...

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