第84章 誰を探す?

エレベーターが5階で止まった。

扉が開くなり、シェーンは冷たい金属の壁にもたれ、指でこめかみを押さえる。

「これ以上、複雑な論理パズルをやらせるなら……僕の脳、直でフリーズする」

シェリーは白目をむき、彼の白衣の袖をひっ掴んで、ずるずると外へ引きずり出した。

「うるさい、シェーン兄さん。人を見つけたら、リアムのブラックカードの残りで実験用品ぜんぶ買ってあげるから」

5階はVIP客室フロア。

果てが見えない廊下を見渡し、シェリーは眉を寄せた。

振り向くと、黒いベストの給仕がトレイを持って通り過ぎるところだった。

シェリーは小走りで駆け寄り、ダイヤの小さなティアラを載せた頭をきゅ...

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