第93章 七人の男

シェリーは素早く顔を上げた。

開け放たれた重い扉の向こう――校長室の全貌が、一瞬で視界に流れ込む。

男が七人。

全員、黒の防弾タクティカルベスト。目元だけが覗く黒い目出し帽。手にはサプレッサー付きの短機関銃。

そして、いつも尊大にふんぞり返っていた校長は――机の向こう、血溜まりの中にうつ伏せで倒れていた。生きているのか死んでいるのか、判別もつかない。

「離して! あんたたち誰よ! パパに言いつけるんだから!」

エミリは後ろ首をがっちり掴まれ、宙に吊られたまま足をばたつかせる。恐怖で顔は涙と鼻水だらけだ。

「黙れ、ガキ」

傭兵のボスが鼻で笑い、机の上からガムテープをひったく...

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