第97章 ハンマー

そのとき、ウィニーは口をあんぐり開けたまま、目を丸くしてシェリーを見つめていた。

「いま、見たぞ! 3階から飛び降りただろ! 空から落ちてきたスーパーヒーローか?」

シェリーは白目をむいた。

――このバカ、いまそれ言う?

「黙れ。頭に穴を増やしたくないなら、今すぐどっか行け。ついてくるな」

シェリーは手にした、かすかな青い光を瞬かせるスタンバトンをぶん、と振った。

さっきあの巨体を落としたせいで、バッテリーを食いすぎている。

「銃持った連中が、私を探して校内をうろついてる。ついてきたら、おまえは死体になるだけだ」

これで、そこらの小学生なら泣いて逃げる――そう思った。

だが...

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