第101章 専属医になってくれ

白坂柊真とは、たった一度顔を合わせただけなのに、わざわざ挨拶しに行くなんて。

とはいえ、遠野奏斗が先に歩いて行ってしまった以上、夜見千絢もついていくしかなかった。

声をかけられて、白坂柊真がようやくこちらに気づく。視界に入ったのは、夜見千絢と遠野奏斗だった。

「遠野先生? 奇遇だね。そっちも散歩?」

白坂柊真はそう言って、千絢のほうにも視線を向けた。

夜見千絢は、少し気まずそうに笑う。

「本当に偶然ですね。そちらも……」

奏斗が勝手に来なければ、わざわざ挨拶なんてしなかったのに。

「さっき千絢が『違うと思う』って言ってたんですよ。だから、俺が先に挨拶してよかったです」

遠野...

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