第107章 私を信じないのか?

少し考え込んでから、夜見千絢はようやく口を開いた。

「前にアトリエで働いてたでしょ。今日たまたま、そのときの同僚に会って……それで、ちょっとご飯を食べただけ」

「なるほど、前の同僚か」夜見雲は腑に落ちたように頷く。

だが夜見美羽が、すぐに噛みつく。

「千絢、別に責めたいわけじゃないけど……ただの同僚と、こんな遅くまでご飯って、普通じゃないでしょ?」

夜見千絢は夜見美羽をちらりと見ただけで、答えなかった。

すると夜見美羽が、何か思いついたように目を見開く。

「……ねえ千絢。もしかして、好きな人と行ってたんじゃないの?」

その言葉に、雲田伊津美と夜見雲が揃って驚いた顔で夜見千絢を...

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