第111章 バレた

「どれでもないな。ここじゃない。別の場所、当たろう」

そう言うなり、夜見美羽は雲田司奈を連れてその場を離れた。

夜見美羽は司奈と一緒にいくつもの場所を回ったが、宮本治樹の姿はどこにもない。

さすがに司奈も心が折れかける。

「従姉、こんなに探しても見つからないってことはさ……今日、来てないんじゃない?」

その一言で、美羽ははっとして周りを見回した。ちょうど教官らしい格好の人物が目に入り、すぐに駆け寄る。

「すみません。ここの受講生なんですけど、宮本コーチって今日いらしてますか?」

「来てるよ。宮本を探してどうするんだ?」

「授業のことで用があって。今どこにいるか分かります?」

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